アケコンとは?ストリートファイター6におけるメリットと特徴
アケコン(アーケードコントローラー)は、アーケード筐体を模したスティックとボタン構成を持ち、格闘ゲームにおいて精密な入力や素早い反応が可能になるデバイスです。ストリートファイター6では、繊細な操作と確実なコマンド入力が求められるため、アケコンの導入を検討するプレイヤーも多くいます。このセクションでは、パッドとの違いやアケコンが選ばれる理由を解説します。
アケコンとパッドの違いとは?
アケコンは、左手でレバー(スティック)を操作し、右手で6〜8個の大きなボタンを押す構造が特徴です。一方、パッドは家庭用ゲーム機のコントローラーと同じく親指で入力するため、操作性が大きく異なります。アケコンは特に斜め入力や素早い連続入力に強く、対してパッドは持ち運びや手軽さに優れています。スト6のように複雑なコンボや細かい差し返しが必要なタイトルでは、アケコンの操作精度が優位に働くことが多いです。
スト6でアケコンが選ばれる理由
ストリートファイター6では、クラシック操作(従来の6ボタン式)やモダン操作(簡略化された入力)が選べますが、クラシック操作を極めたいプレイヤーにはアケコンが高評価です。特に、昇龍拳コマンドや微妙な歩きガード、確反技など、1フレームの差が勝敗を分ける場面で、アケコンの入力精度と反応速度は信頼の置ける武器になります。また、対戦に特化した配置やメカニカルな打鍵感がプレイヤーの集中力を高め、ゲームに対するモチベーションの向上にもつながります。
初心者・中級者におすすめのアケコン5選【2025年版】
はじめてアケコンを使う人や、パッドから移行したいと考えている人向けに、価格・扱いやすさ・性能のバランスが良いモデルを紹介します。いずれもスト6プレイヤーから支持されているモデルです。
1. RAPシリーズ(HORI)
「リアルアーケードプロ」の略で、HORIの代表的なモデル。約15,000円〜と手頃な価格ながら、しっかりしたレバーとボタンを搭載。初心者でも安心して使える設計で、スト6クラシック操作との相性も抜群です。
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2. ファイティングスティックα(HORI)
HORIの上位モデルで、天板のカスタマイズ性やボタン配置の自由度が高い設計。静音設計のため夜間の練習にもおすすめで、プロも使用するモデルとして信頼されています。
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3. Qanba Obsidian 2
Qanba(クァンバ)の新世代モデルで、洗練されたデザインと高級感あるボディが特徴。プロユーザーにも人気があり、レバーとボタンには信頼のSANWA製が採用されており、入力の安定感が魅力です。
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4. Victrix Pro FS 12
レバーのない「レバーレスアケコン」タイプで、全ての操作をボタンで行います。今やトッププレイヤーにも愛用者が多く、スト6においても反応速度を極限まで高められることで注目されています。
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5. アケコン道場オリジナルモデル
日本の格ゲーマー向けに設計されたオリジナルモデルで、初心者にも扱いやすい設計が特徴。購入後すぐに始められるセット構成で、入門用として人気を集めています。
スト6でアケコンを使いこなすための練習法
アケコンを買っただけでは勝てません。ここでは、初心者〜中級者が効率的に上達できる練習法を紹介します。まずはコマンド入力の精度を高めよう
アケコン初心者にありがちなミスは、昇龍拳や波動拳の入力精度が安定しないこと。最初の1週間はひたすら「コマンド練習」に時間をかけるのがおすすめです。トレーニングモードで技の入力履歴を確認しながら、確実に出せるよう繰り返しましょう。立ち回り練習に最適なキャラやトレモの使い方
立ち回り練習には「リュウ」や「ケン」などの基本キャラを使うのがベスト。アケコンに慣れるには、ジャンプ・しゃがみ・ガードなどの基本動作をテンポよく行えるようにし、対戦相手の動きに合わせた反応を意識しましょう。アケコン特有のボタン配置に慣れるコツ
アケコンはボタンが並んでおり、最初は押し間違えも多いですが、指の配置を固定して練習することで自然と慣れていきます。コンボを練習する際は、最初にゆっくり正確に、次にスピードを意識する順で繰り返すのが上達のコツです。プロゲーマーはどんなアケコンを使っているのか?
実際に活躍しているプレイヤーの使用モデルを知ることで、自分に合った機材選びの参考になります。
使用率が高いアケコンブランドとは?
現在、プロシーンで特に人気なのは「Victrix Pro FS」「Qanba Obsidian」「Hit Box」などです。操作性・耐久性・カスタマイズ性を備えた製品が支持されており、自分が目指すプレイスタイルに合うモデル選びが重要です。
実際にプロが使っているアケコン
国内外の有名トッププレイヤー・インフルエンサーが実際に使用しているアケコンをわかりやすくまとめました。
プレイヤー名(愛称) | 国籍・カテゴリ | 使用アケコン/デバイス | 備考 |
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Daigo Umehara(梅原大吾) | 日本/プロレジェンド | Hit Box レバーレス | レバーレスの第一人者 |
Fuudo(ふ〜ど) | 日本/プロ | Razer Panthera | 日本シーンでの定番 |
Kawano(カワノ) | 日本/プロ | Hit Box レバーレス | パッド派だが、パッド以外での選択肢として存在 |
Bonchan(ボンちゃん) | 日本/Crazy Raccoon所属 | Qanba Obsidian | 国内外で多数使用 |
Mago(マゴ) | 日本/プロ | Qanba Obsidian Pearl | Pearlモデル使用 |
Xian(Ho Kun Xian) | シンガポール/元EVOチャンピオン | Nacon Daija Arcade Stick | プロ推薦の代表モデル |
Kayane | フランス/人気eスポーツ選手 | Nacon Daija Arcade Stick | Xian同様のモデル |
Snake Eyez(Darryl Lewis) | アメリカ/Zangief名手 | SANWAパーツ搭載(Victrix等) | 高品質パーツ使用 |
Noble | ストリーマー/インフルエンサー | Victrix Pro FS | 海外でも高評価 |
Infiltration(Lee Seon‑woo) | 韓国/プロレジェンド | Bat‑topレバースティック | 安定性重視派 |
パッド派の有名プレイヤーも紹介
一方で「ネモ選手」「カワノ選手」など、スト6でもパッドを使い続けているプロも多数存在します。重要なのは、アケコンかパッドかよりも、継続的に使い慣れて操作精度を高めていくことです。
まとめ:アケコンでスト6をもっと楽しもう!
ストリートファイター6を真剣に上達したいと考えるなら、アケコンの導入は非常に有効な選択肢です。本格的な操作感と高い精度を兼ね備えたアケコンは、技術向上のモチベーションを高めてくれる存在です。初心者はまず使いやすいモデルから始め、練習を重ねることで着実にスキルアップできます。スト6をより深く楽しむために、ぜひアケコンデビューを検討してみてください。